江戸時代からマニキュアが!?マニキュアの豆知識

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意外と古いマニキュアの歴史

マニキュアの近代史:マニキュアはおしゃれからマナーへ

2017/11/22

今や女性の間で誰もが楽しんでいるマニキュア。その始まりは、なんと古代エジプト時代にあると言われています。エジプト王族とされるミイラの爪に、「ヘンナ」という植物の汁で赤い装飾が施されていたようです。当時は「赤」は太陽や血の色を表す神聖な色と見なされ、魔除けを目的としても使用されていました。

ギリシャ・ローマ時代には、上流階級の中で現在の「マニキュア」の語源である「マヌスキュア」が流行しました。ラテン語でマヌスは「手」、キュアは「お手入れ」を意味するように、本来はネイルケアのためのものとされていたようです。さらに、中世ルネッサンス時代には、階級制度の影響で芸術・文化が著しく発展し、中でも舞台芸術から化粧文化が色濃く根付くようになりました。オペラの起源となるバレエでは、キャラクターを演じる上の演出として、指先の化粧が施されていました。

現在使われているマニキュアが登場したのは、近代19世紀以降と言われています。この時代の欧米では、ギリシャ・ローマ時代と同様、人工的な美より自然の美が重要とされ、蜜蝋や油、セーム皮などで爪を磨き、ナチュラルで透けるようなピンク色のネイルが大流行しました。この時代から、おしゃれの要素が強かったマニキュアは、一般女性の間で身だしなみを整えるマナーの一つとして広く浸透していきます。さらに、1932年に、アメリカで発明された自動車用塗料のラッカーを元に、ネイルポリッシュが誕生し、マニキュアリスト・ネイルテクニシャンという職業やネイルサロンが出現するようになりました。高価で庶民には手の届かなかったネイル用品も、20世紀に入ると商業として成り立つようになり、一般女性の間にも定着するようになりました。現代の日本でも、ネイルサロンは美容院のように、身だしなみを整える上で、女性になくてはならない文化となっています。その歴史が紀元前3000年以上も前に遡るとは、驚きですよね。

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